のぶりん バトンタッチへの もうひとつの証言
腰に爆弾を抱えているのぶりんがドライブを開始して90分経過した頃無線にて
ドライバーの調子を確認した。
ピット「調子どうですか?」
のぶりん「大丈夫」
ピット「まだいけそうですか?」
のぶりん「うん」
これを聞いて安心してしばらくした頃にのぶりんより無線が入り、
のぶりん「イエロー出てる、突っ込んでるクルマがいる」
ピット「SC出そうでしたらドライバーチェンジしましょう」
のぶりん「うん」
とは言いつつ事前に用意していた携行缶内の計百数十リットルのガソリン
が、ドライバーチェンジ3人目のこの時点で既に空となっていたためオイカ1が
買出しに行っているが、量が量だけにまだ帰ってこれない。
ピット内で論議した結果、とりあえずはドライバーだけチェンジだけしよう
との方向で決まり、急遽甲斐に、
「次乗ってください」と命令が下り、甲斐は早速レーシングスーツに着替え
を始めた。
そのときドライバーより無線が入り、
のぶりん「SC入った」
ピット「とりあえずドライバーチェンジだけします。今用意していますので
もう少し走っていてください」
のぶりん「了解」
そのときピット内では事件が発生していた。
甲斐「レーシングシューズが無い!」
現場にいたピットクルー全員が甲斐のシューズを探したが見つからない・・・
しばらくしてドライバーより無線が、
のぶりん「まだ?」
ピット「すみません・・・アクシデントがあってもうしばらくおまちください」
のぶりん「了解」
そうこうしているうちにレーシングシューズは見つかったが新たなアクシ
デントが発生した!
甲斐が身にまとった真紅のレーシングスーツのファスナーが正常に
締まらない。ピット内が騒然となったそのとき無線入る。
のぶりん「まだ?」
ピット「すみません・・・新しいアクシデントがあってもうしばらくおまちください」
のぶりん「早くして!!」
のぶりんより悲痛のメッセージが入ったことをピット内に伝達したところ、
騒然となったピット内では甲斐が機転をきかし、別のレーシングスーツ
に着替えをはじめた。
このとき、ガソリン百数十リットルが届く。
ピット「のぶりんさん。すべての準備が整いました。入ってきてください!」
のぶりん「了解!」
一連のアクシデントによりガソリンのデリバリーがドライバーチェンジの
タイミングに間に合い、2位とのアドバンテージを犠牲にせず満タンの
状態で次にバトンをつなぐことができた。
陰の声。
一連の アクシデント・・・・・。
そう アクシデントが無かったら 甲斐は即 準備が整ってドライバーチェンジ。
そうすれば また 無用な燃料補給のためのピットインをする羽目に・・・。
だから わざと 甲斐の靴の上に 荷物を置いたのよ・・・・・ふふふ。
んなぁ〜こたぁ ねぇ〜だろう!!!!!・?
まぁ 結果的には アクシデントが いいほうに転がったんだけどねえ〜。
基本的な問題は ガソリンの買出しを忘れていたと言う・・・・・・・・・・・・。