サーキットへようこそ
                               by ADDZEST Racing Team
                                   STAFF一同

サーキットへようこそ!! みんなで 楽しく 走りましょう
サーキットを走った皆さんが 「もう懲りた 二度と走る物か!!」 と 言わないですむ為に まず 初めに 心がけていただきたい 三つの心がけを お伝えします。
        1. 怪我をしない事。
      2. 車を 壊さない事。
      3. 他のひとに 迷惑をかけない事。

この三っつを まず 第一に 考えて下さい。 もし 皆さんが スピードの出し過ぎだとかで コーナーでクラッシュしてしまうと 一発で この三つの心がけを犯してしまう事になってしまいます。 そうです ぶっちゃけた話 「事故んないでね」 と言う事です。

え!!!? サーキットって 危ないの? と 思う人も居るでしょう。そうです サーキットは 危険がいっぱいなんです。 ただ 走ってる人たちが その事を充分理解していて ルールをしっかり守って 安全の為に万全の注意を払っているから 事故が少ないだけなのです。
よく サーキットは スピード制限も無いし 信号も交差点も無い なんでもやり放題の無法地帯だと勘違いしているひとが居ますが それは 大きな間違いです。
ライセンスを取ってみれば判りますけど ルールは腐るほど有ります。
しかし 一般道路のルールが 本当に免許を取れたのか疑わしいような超下手っぴぃな人を基準として作られているのと違って あくまでも 安全に走る事が目的であって やるべき事 やってはいけない事が そのドライバーの能力 車の性能 そして その場の状況によって変化します。 けっして サーキットはルール無用の無法地帯では有りません。
そして 旗で与えられた指示は 絶対に守らなくてはいけません。 コースのいたるところに 掘っ建て小屋のような建物が有って そこからコース監視員が いつも コースを監視しています。 そして 必要に応じて ドライバーに 色の着いた旗で 指示を出しています。
この指示には 絶対にしたがって下さい。 レースでは この指示を無視すると きついペナルティーが待っています。 この 旗の意味は 全部覚えておくようにして下さい

旗の色と意味。
黄色
この先に 危険有り 安全速度に減速して 走行せよ。
追い抜き 追い越しは 禁止する。

緑色
危険は無い 通常走行してよい。
赤色
走行中断 全車輌は 安全速度にて ピットに戻り
係員の指示に従え。
追い抜き 追い越しは 禁止する。

黒色
個別ドライバーに対する警告。
ゼッケンと共に表示されるので 該当ドライバーは
次の周で ピットインせよ。
黒とオレンジ丸
個別車輌に対する警告。
ゼッケンと共に表示されるので
該当ドライバーは 次の周で ピットインせよ。
黄色赤い縞
この先 路面が滑りやすいので 注意せよ。
白色
前方に 低速走行車輌有り。 注意せよ。
青色
後方から 高速車輌接近。 注意せよ。
チェッカーフラグ
競技 走行 終了。
以後 クールダウンして ピットへ戻れ。
追い抜き 追い越し 禁止。 Wチェッカーの禁止。


以上 突然書かれても 覚えるのは大変でしょうが 当日も ドライバーズミーティングで 確認しますから
信号機の色と対比して 覚えておいて下さい
しかし この旗の意味を覚えて その指示に従っただけでは 安全では有りません。
さきほどは 楽しむ為の 三つの心がけを お伝えしましたが 今度は
安全の為の 五つの心がけをお伝えしましょう。

安全の為の 五つの 心がけ。

1. 常に
冷静沈着に行動する。
冷静でなければ 旗の意味を思い出す事もままならないでしょうし
これからお伝えする残りの四つを思い出す事も出来ないでしょう。

2.
無理 無茶は 絶対にしない事。
車を運転する人は 誰も 「今日は事故をおこすぞ〜」等とは 考えていません。でも事故は起こります。 まして 出来そうに無い事を無理にチャレンジしても 失敗するだけです。日頃100の実力のドライバーが 急に150の事をトライしてうまく行く訳が有りません。せめて 105パーセントくらいにとどめておいて下さい。

3. あなたの中での
もっとも 上手な運転を心がけて下さい。上手い人はよりうまく。
そうで無い人もそれなりに
最善の運転を心がけて下さい。その上手い運転とは?
3−1
認知。あなたの周囲の状況。 あなたの車のコンディション。
その他 もろもろの 色々な情報を 全身をセンサーにして 感じて下さい。

3−2
判断 あなたが 見て聞いて感じた情報を基に いま どうなっているのか?
自分はこの後どうすればいいのか? 今のままでいいのか ブレーキを踏むべき
なのか ハンドルを切るべきなのか 加速すべきなのか 等を 判断して下さい。
3−3 操車。 そして考えた通りに車を操車して下さい。
よく 火事場のばか力と言うのがありますが 似たような事で 事故の時 目の前の景色がまるで止まって    見 えた。やろうと思ったのだけど 手が動かなかったと言う事が有ります。
これは事故の時 脳が 瞬間に多くの情報を取り込んで 多くの判断をする為に 通常よりも速い速度で働いた事によって起こる現象です。人間は 脳の速度で時間を感じていますから 脳が早く働く事で 周囲の時間が あたかもゆっくりすぎていくように感じられますが実際は あまりにも早い脳からの指示に 手足の筋肉がついていけないので 判っちゃいるけど手が言う事をきかないような状態になるのです。勿論経験を積めば 認知した次の瞬間には ほぼ 反射的に 判断が下り 手足が動くようになります。
さあ 皆さんも 場数を踏んで 最高の運転が出来るようになりましょう。

この 五つのポイントを押えておけば 事故を起こす確立が かなり 低くなるものと 考えられます。
では 次に 事故が発生した時に 怪我を極力少なくする為の 注意事項です。
服装について
長袖の物を着用して下さい。 極力 肌の露出の少ない物厚手の物が 最適です。
つなぎ等がベター。 靴は 運転する人も 助手席に座る人も かかとの無い運動靴 スニーカーなどがベターです。 つっかけ 下駄 サンダル ハイヒールは 厳禁です。
手袋は 指先まである 薄い皮製の物がベターです。 ヘルメットは ジェット型 又は フルフェイス型にして下さい。 (オープンタイプの場合は 絶対にフルフェイスを使って下さい。)半キャップ 作業用ヘルメットは禁止です。またあご紐は確実に止めて下さい。
車の装備について
ガラス製のライトのレンズは ビニールテープで 米型に テープを貼って下さい。(樹脂レンズは テープ不要です。)車内の 移動しやすい物は 全て 取り外して下さい。(アクセサリー ドリンクホルダーなどは 注意して下さい。)シートベルトは純正の3点ベルトの場合は 装着後に 確実にゆるみを無くすように 張って下さい。(ベルトクリップなど ELRをキャンセルするような物は 外しておいて下さい。) 出来れば4点式以上の物を 使用する事を お勧めします。
窓ガラスは 基本的に 人の乗っているところは 完全に閉めて下さい。
これは 万が一に 車が転倒した時の 怪我防止が目的です。

また事故が発生した時は まずは 自分の体を第一に考えて下さい。
無論 人を押しのけて 自分だけ助かれ と 言うことでは在りません。
皆が 自分の安全を まず第一に考えて!と 言うことです。
レース 全体の安全は オフィシャルの人達が 確保してくれます。
突っ込んでしまったら もし 動けるならば 自力で 早く車から脱出して 安全なところに非難してください。
貴方が突っ込んだ場所は 皆も突っ込みやすい? また 誰かが突っ込んでくるかもしれません。
車? 可愛そうだけど そこに 置き去りにしましょう! 本当に 危なければ オフィシャルが 赤旗で 走行を中断して 救援に来てくれます。 
とにかく 貴方が 安全に 競技から離脱することが 大切なのです!
車から出てきて だいじようぶかなぁ〜って言って 首をぐりぐり廻す光景を見かけますがそれだけは絶対に止めて下さい。 後からむちうちがひどくなります。 首は 動かさないで下さい。まずはタオルや新聞紙を首に巻いて 軽くでいいので 首を固定して下さい。 まず 安静にする事が 一番効果的です。

さて ここまで 色々な事を書いてきましたが 覚えていますか。
いやいや 大丈夫です 覚えてない人は 走っちゃいかん とは 言いませんから。 でも 覚えていて 損になる事は有りません。 何回も サーキットを走りながら 少しづつ 覚えていきましょう。

さあ 力を抜いて リラックスして!! しっかり 睡眠をとって 体調を 整えて。
サーキットへようこそ!!!
サーキットで お待ちしています。

P.S. サーキットへの道順は 確認しましたか?
目覚し時計は セットしましたか?
迷子になったり 寝坊して遅刻したのでは もったいないですよ。
あなたの目の前に でっかい お楽しみが 待っているのですから。