2010年 8月28日
福島県 二本松市
エビスサーキット
エビス スーパー耐久 第2戦
12時間
Nクラス 2位
昨年は マシンが壊れるばかりで 殆どまともなレースが出来ていない。
最終戦 それも 準備が間に合わなかったら もう1回追加でレースをするということになって
何とか其処に間に合わせて クラス3位をせしめたぐらいだ・・・・・・・・。
いくら お遊びだからといって 勝たなくてはならない義務なんか無いんだと言い聞かせたところで・・・・
やはり 思いっきり走りたい! 出来れば 高いところに登りたい・・・・。
俺たちは 負ける目的でサーキットに来てるんじゃないんだ!
「人生 負けると判っていても 戦わなくっちゃならない時がある・・・・・・・・・・。」
「レースは 勝つ事ではなくって 参加することに意義がある・・・・・・・・・・・・・。」
それは 負けた奴の負け惜しみ!
そんな事言ったって・・・・ また シャンペン 頭から浴びたいぢゃん!!!?
なんだかんだ言って メンバーが集まってしまいました。
4月の1戦は 皆 仕事が忙しくて 参加できなかったけど・・・・
8月の12時間は気合入れて たのしむよぉ〜〜〜〜〜〜っ!
今回も ライブ中継!
サーキットの一般公開用の回線の他に
うちらの仲間内だけのピットを写す専用回線と
ネットで会話が出来る 専用電話回線を用意!
システム設計は 毎度お世話になっている
春日部の ナウリーバ コンピュータエンジニアリングサービス社。
レース中 今回これなかった仲間から 応援や叱咤激励の電話が鳴りっぱなし!
(ケータリングの焼そば 持ってこいとか・・・・・・ 出前はしてないっちゅ〜の!!)
今回は久々の 37台参戦 (Nクラスは12台)
ピットは 1ピットを2チームで共有することに・・・。
いやぁ〜なチームだったら 困っちゃうなぁ〜 って思っていたんだけど
御互い 顔をあわせてみれば 紳士的なチーム。
一安心・・・・・・・。
(レース後 MIXIで お付き合いが始まることになろうとは・・・
このときは 誰も知らない・・・・・。)
御互い 場所を譲り合ったり 工具を貸しあったり・・・・・ けっこうイイ感じで 準備は進行していった。
ピットも クラリオンのバナーと横断幕 アドバンのバナーで それっぽくなってきたし・・・・。
ドライバーズミーティング
たくさんの参加者に 説明する側も力がこもる!
聞く側も真剣勝負!
ピットの壁には 今日の作戦とか 時程表が 張り出される。
こっちの壁には うちのチーム 反対側の壁には 一緒にピットを使う相手チームの情報が貼り出され・・・・・・・・
御互い 作戦 ばればれぢゃん!
忘れてはならないのが これ 我がチームのマスコット ”耐久 オバQ"
毎回 うっち〜が書き上げる芸術作品。
チームのTシャツの図案にもなっている。
今回は ブロンズと シャンペンを持たせてみました とは 作者談。
そして 毎回夏の秘密兵器 エアクールクッション。
バケットシートと ドライバーの間に 約1センチの隙間を確保し 其処に強制的に空気を流す優れもの。
普通 20分も走って降車すれば 背中はびしょびしょ お尻も汗でびっしょり。
当然 運転中も 着衣は体にへばりつき 運転の妨げになる。
が・・・・・・・・。
こいつを装着しておくと そういった不具合が かなり改善される。
うちのインテに装着されているのは そのプロトタイプ。
詳細を知りたい人は 上の写真をクリック!
予選 & 本戦スタート
今回は マシンセットが完了した時点で 予選の最初数LAPを甲斐がドライブ。
上にも書いてあるが エアクールクッションのおかげで
快適な予選LAPを楽しんだ。
(当然 車輌の不具合が無いかどうか 全神経を研ぎ澄まして
チェックをしたことは 言うまでも無い。・・・・・問題なしっ! )
以後 スタータのベンに代わって 走行練習&慣熟走行 という計画。
予選と言っても 12時間走るうちの たかがグリット位置の数十メートルの前後差なんか・・・
誤差でしかないよ・・・って言うのが いつものうちらのスタンス。
タイヤが温まらないうちに 根性出して クラッシュしてもしょうがないし・・・・・。
案の定 予選順位は 総合28位/37台。
これでも 何でそんなに頑張ったんだ!? 無理するな!?と 監督に叱られる。
でかいバナーは良く目立つ! GT選手権で 各サーキットを転戦したバナーだ。
セパンでは ZやGTRを優勝に導いた 女神様の微笑を知るバナー。
今日も 女神様は微笑んでくれるのか?
スターター ベン。 こども監督と ポーズ!
競技開始3分前 スタッフ全員 コースアウトが指示される・・・・・。
競技開始 30秒前 各車 エンジン始動!
START・・・!
スタート 9時37分 予定より7分遅れてのスタート。 好調に走るベン。
予定の90分を走って 第2ドライバー いとちんにバトンタッチ。
マイドリンクを持参で乗車 介添えが ハーネスセッティングをサポートする。
反対側からも 介添えが入る。 ハーネスセッティングの目処が立つと 給油スタンバイ!
給油完了で 競技復帰。
この間 約120秒!
90分走って ばてばての ベン。
気合で走るドライバーと裏腹に まったり時を過ごす ピット。
此処で まとめて紹介しておくと・・・・・・
今回の12時間は我らがアイドル ” I ちゃん”が ケータリングを担当!
よっすぃ〜家 ぬまっち家から 投入される食材を ” I ちゃん”がさばく!
焼そば 豚丼 フランクフルト 豚汁・・・・・・・・。
デザートで バナナや スイカまであったなぁ〜。
やはり 長時間の耐久レース こうでなくっちゃぁ〜!
冷たいお茶も 灼熱地獄に 仏のドリンクですぅ〜。
ところが・・・・・・・
焼そばの匂いに気が付いたのか 走行中のいとちんから 緊急連絡。
バテバテで体が持たない・・・・SOS!!!
何?バテただとぉ〜? おいおい どぉ〜したんだよぉ〜?
緊急ピットイン!
3番ドライバー 柿Pが緊急で身支度を済ませて 乗車!
無線の確認をするも 聞きづらい という事で
ピットインの際は コース脇で指示を出すから
それまでは走っていて! と言う打ち合わせで コースイン!
ところが そんな話をスッカり忘れて ぬまっちが コース脇で大胆なガッツポーズ!
それを ピットインの指示と間違えた柿Pが緊急ピットイン!
「如何した!!!?」
「いや 戻れってサインが・・・・・。」
「誰が!?」
「ほら あそこで・・・・・。」
「関係ない関係ない ごめんごめん ちゃんと判る様に呼ぶから・・・・
. 走って走って!!!!
が・・・・・・・・・・。
無線で 悲痛な叫び! 「飛び石を喰らって ガラスが割れた!」
「緊急対応! 透明テープを長さ20センチにきったものを5枚用意しろ!」
「ガラスが割れた! 入ってくる! 場所は 助手席前付近!」
「亀裂を テープで補修しろ!」
ピット内が 突然騒がしくなる。
どんな割れ方なのか? 見てみないと判らない。
とにかく モノを見て 瞬間判断で対応するしかない・・・・・・。
コース脇で ガラスを確認する二人。
幸いなことに 直径5〜6センチの蜘蛛の巣状の亀裂だったので
上からテーピングで保護した後に競技に復帰。・・・・・・ この間 60秒。
柿P出走後 90分 4番ドライバー よっすぃ〜に バトンタッチ。
この辺りで 順位はクラス2位〜3位を 同一周回で争っていた。
ドライバーチェンジのタイミングは 30分前倒しのまま。
と 最終コーナーで タイヤが取れたマシンがあり セフティーカーが入るとの情報が入った。
此処で よっすぃ〜を一旦ピットに入れて 燃料を補給し 前倒し分の30分を稼ぐことに・・・。
給油後 何の文句 不平も言わず また 黙々と走り続ける よっすぃ〜。
此処で エビス名物 抽選会。
過去には 当たって嬉し迷惑な 21型カラーテレビ とか 電子レンジ
なんてのも 有ったんだけど・・・
やはり 最近は ちょっと御時世が許さないのか そういった大物は無いみたい・・・。
とはいえ 何が当たるかは やはりワクワクする・・・・。
今回の商品は・・・ レトルトカレー 1カートン!
同じピットのチームは ラーメンパック・・・・。
あ゛〜っ! という 落胆の声に 後を見たら お隣のピットのチームは
煙火セット!
(ちょっと かわいそう・・・・・・・? 食べれないし ピッとぢゃ出来ないし・・・・・。)
ご一緒さんの連れてきたワンちゃん。
暑さででれぇ〜〜〜〜〜〜っ。
よっすぃ〜の給油追加走行で 本来のドライバースケジュールに戻った我々は
競技開始6時間の中間点を折り返し 5番ドライバーのおいぞ〜にバトンタッチ。
此処で ルーチンどおり 前タイヤを交換する事に・・・・。
ピットを一緒に使っているチームさんから エアインパクトを借りて
左右同時にナット緩めの作業に入る。
ジャッキアップと タイヤはずしは同時作業。
ジャッキアップした車内では おいぞ〜をシートに座らせ
ハーネス固定の介添えと 無線接続のサポート
通話確認が同時に進む。
ジャッキが降りるとほぼ同時に 介添え作業も終了し
関係者が両手を声を出して 挙げながら後ろに下がる。
同時に フューエルりッドが開けられて 給油開始!
自慢ぢゃ無いが ピット作業は 素人にしては ちょっと速いと思っていたりする。
ところが・・・・・・・ やってくれました おいぞ〜君。
またまた 「ハリーポッターと 愉快な仲間達」ならぬ
ブレーキングで失敗して フラットスポッター!
(確か 前にも ブレーキを元気良く踏みすぎてロックさせて フラットスポット つくったよなぁ〜?)
走るたびに 前輪が 与作を歌っているらしい・・・・・・・。
(とんとんとん・・・・・ とんとんとん・・・・って・・・・・・。)
タイヤ また交換するのかよ・・・・・。(ぼそっ。)
(不機嫌な うっちぃ〜監督。)
おいぞ〜 ピットイン!
タイヤ交換&ドライバーチェンジ&給油。!
あぁ〜あぁ〜 こんなになっちゃって・・・・。
お前 一人で2本 ご臨終にしたんだぞぉ〜!
正座して反省しろっ! 正座 正座ぁ〜!
(何処からともなく 聞こえてくるこの声・・・・・。
.
一緒にピットを使っていたチームの人たちは この声に深く怯えたようです。)
後で聞いたところ 彼らは タイヤを持たせる作戦だったらしく 1ドリフト=罰金100円だったんだそうで・・・。
第6ドライバー かむべ。 待機中。 よぉ〜し もう一度 交換いくぞぉ〜!
まぁ さっきやったばかりの作業って事は 皆まだ覚えているもんで
手際が良いというか 効率的? んなゎきゃぁ無い!(断言っ!)
タイヤをチャっチャと交換して かむべ コースイン。
(本来 7番手の予定であったが 自称「頭は良いが 目は悪い。」という事で
暗いところでは良く見えないから・・・・と ぬまっちと順番を交代したというわけだ。)
順位は ずぅ〜っと クラス2〜3位。
お互いにピットインするたびに 順位が入れ替わる。
1位は なんと 一緒にピットを使っているチーム。
約10周の先行。
これからの10周追い抜きはきついが 手を抜くと 1周以内にいるライバルに2位を取られてしまう。
後を見たレースが続く。
日没・・・・ナイトレース 突入。
この頃になると 四方八方で トラブルが発生する。
コース上でマシントラブル。
コースを見誤って コースオフ。
2台でコーナーを争って 接触して クラッシュ・・・・・。
予想の付かないレース展開で かむべ乗車中 セフティーカーが2回コースイン
競技中断時間 合計46分。
1時間40分近く乗車しながら 40周しか走れて居ない。
18時30分 かむべの予定乗車時間終了。
7番ドライバー ぬまっちにバトンが渡された。
軽快そうに走る ぬまっち。
しかし 実際 車内では 恐ろしい事態が発生していた。
準備万端 ヌマッチの帰りを待つ 甲斐。
あらかじめ ナイトドライブの予定がわかっていたので
視力を大きく矯正するメガネをかけての乗車。
これで 夜でも良く見えるはずだ・・・・・。
3位との差は 1周 4〜5位は そのまた後2周くらい。
トップは 5周先までに追いついていた。
上を見るか 2位を守るか?
無理して リタイヤしては元も子もない。
確実に 2位を狙うか・・・・・。
予定より若干早めにピットに戻るぬまっち。
転げ落ちるように車を降りたぬまっちは そのまま動けない様子。
かむべの介添えでハーネスを装着 無線のチェックもOK!
. いざ コースイン!
しかして・・・・ぬまっちの早めのピットインの原因がわかった。
それまで機能していたはずの 室内のブロアーが止まっている!
当然のように シートに装着されているエアクールクッションも働いていない。
意識して呼吸をしないと いつの間にか 息をしていない・・・・。
暑い 苦しい こんな環境で 90分も走りたくない!
でも 自分が最後 変わる相手が居ない・・・・・。
大げさでなく 途切れる意識。
途中 10分ほど 事故のためのセフティーカー導入があり
その間 窓全開を試みたが 三角窓が無い最近の車・・・・
風が入ってくるはずが無い。
ラムエアダクトが装着されているはずなんだが・・・・・・・。
ぬまっちが ダクトの風は嫌いだといって 車内にしまい込んでしまっていたので
全く動作していない・・・・。
(ぬまっち〜 お前それで自分も暑くってぶっ倒れたんだろう?
今度から勝手にダクト しまうんぢゃねぇぞぉ〜!)
ピットからの うっちぃ〜の無線が唯一の救い。
あと 20分・・・・ あと 15分・・・ あと10分・・
後5分で 煙火です!
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
煙火・・・・・ まだ?????
あ゛は な び だぁ〜。
ゴールの合図の煙火!
12時間 久々に ノントラブル(ぢゃ無かったけど)で走りとおした・・・・・。
二等賞でした・・・。
Nクラス 2位。
(1等賞は 同じピットで戦ったチームでした。
恐るべし 11番ピット連合!!!)
ウィニングラップを決めて ピットに戻ってきたが へろへろ状態の甲斐。
とにかく椅子に座り込み 水分を呑みあさる。
(本当は 降りた瞬間 ノンアルコールビールを 頭から掛ける予定だったのだが
ドアを開けた瞬間 頭からかけるはずのビールを そのまま 栓を開けて
水分補給という事に・・・・・・・・。・・・・って この状態で 泡の強いもの呑むと あとが辛いんだから・・・・。)
こども監督 車内を撮影する。
未だに 車内の熱気 冷めやらず。
表彰式
まず Bクラスの表彰式が終わるのを 待っているところ。
さぁ 出番だ!
. 子供監督 屋根の上で 万歳ポーズ!
こここ こらっ! 調子に乗るな! 大人が乗ると 屋根が凹む!
パリっ!・・・・・・・・・・・・・・・・? あ゛ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!(内緒っ!).
シャンパンファイト!
2等賞の 銀の女神様 光臨!
あ おいっ シャンパン以外の缶持ってるぞ!
こいつ等 反則ぢゃねぇかぁ〜!!!?
うわぁ〜 ぢょばぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
びちょびちょぉ〜! (不)快感っ!
「お前ら まだ草レースやってるの? もう マンネリぢゃねぇ?」 とは良く言われることだ。
しかし F−1チャンピオン プロゴルファー 往年の大女優 野球選手 芸術家 ・・・・・・・
皆 昨日今日始めた事で世界のトップに君臨する奴など 聞いたことが無い。
昔から それだけを突き詰めて 繰り返し繰り返し練習して
マンネリどころか マンネリの向こう側に到達した人ばかりだ。
俺達はプロのレーサーではない。
何が何でも勝つ義務も無ければ 命を懸けて戦う必要もない。
自分達が楽しめればよいだけであって 見てる人に感動を与える等といった 大そうなことは考える必要はない。
しかしモータースポーツ F−1だろうが俺達の草レースであろうが
やってることに変わりはなく モータースポーツの名の下に危険も平等である。
なめてかかれば 簡単に命を落としかねない。
やるからには マジにやらないと・・・・・・。
モータースポーツ。。。見てるだけでは判らない 自ら走って判る楽しみがある。
参加するだけじゃ判らない 上を狙った瞬簡に初めて判る難しさがある。
そして 苦しんだだけじゃ判らない 勝って始めて判る感激と感動 喜び 楽しみがある。
この感動は マンネリの向こう側にのみ存在するのでは無いだろうか?
マンネリ上等!
継続は力なり!
石の上に20年になるが まだまだ石から降りれそうに無い・・・・・。
AZR公認カメラマン >>> シューマッハ