2002 エビススーパー耐久レース 
第1戦 9時間 ( 2002.4.29 )
Nクラス(ナンバー付きクラス)
6位
 総合21位 

◇参加車輌◇ S13 ( CA18DE ) 2002 Model

2002 ModelはGT WINGとカナード(Made by 正和加工 Hand made)を付けてみました。

◎予選 32位 ( Driver : たかP ) Time : 1'16'205

◎本選 Driver : たかP→改魔神→よっすぃ〜→シュ〜マッハ→たかP→よっすぃ〜


予選のドライバーはたかP。

2002 Model S13は空力パーツを武装。

2週間前に同じエビスサーキット東コースでシェイクダウンを行い、メンバーには好評。 ただ、エビスサーキットに向かう直前にブレーキのトラブルが発覚し、少々不安要素があったものの、予選が終わってみれば今までで予選タイムは最高タイム(まっ、CA18DEどノーマルだから仕方ないか・・・)。

それに履いたタイヤは皮むきもやっていない新品タイヤだし。 一同、余裕の表情。

しかし、レースは意外な展開に・・・・。

9:20
ローリングスタート。コースサイドのトミーが叫ぶ「グリーン! いけぇ!」 予戦から引き続いて最高潮の第1ドライバーたかPは「うぃ〜っす」と返事をしつつ 加速を始める。当初の予定のラップタイムをぶっちぎりで かっとび。 初めの2時間で 順位は一気に クラス2位!

11:00
サーキットの レスキュースタッフの動きがあわただしくなり セーフティカーがコースイン。コース全区間は追い越し禁止。コースアウトしてしまい自力でレースに復帰できない車輛に対する オフィシャルのレッカーの引き上げ作業が始まった。
我々はこのタイミングでピットインして ドライバーチェンジとガソリン補給する作戦である。ピットでは クルーが全員ヘルメットをかぶり 最後の手はずの確認を済ませた。
ドライバーチェンジ ガソリン補給 タイヤ ブレーキの点検。
S−13はこのピットインで順位を3位に落として第2ドライバーの改魔神のドライブで コースに滑りこむ。この間約4分。コース上はまだ イエローフラグのフルコースコーション。ペースカーが入ったままのカルガモ状態。2時間のドライブを終えたたかPは「疲れた〜」と熱いコーヒーを一杯。これから又 2時間は平穏無事な時間が続く…。ところが 12:50頃 にわかに活気付くレスキュースタッフ。そしてペースカーがコースイン!よほど大事故が発生したのか? 改魔神からは「最終コーナーで3台が刺さっている。」と言う報告。予定より30分早いが ここでドライバーチェンジしても 最後に1時間走るはずのドライバーが1時間半走れば良いだけの事。燃料は何とかなる……。このタイミングでピットインしよう! 休んでいた3番ドライバーのよっすぃ〜が突然呼び出され 乗車準備。ピットイン ドライバーチェンジ 給油の指示。しかし すぐに指示が変更された。両脇のピットのチームが修理をしていて 停まるスペースが無い!」ピットインはお預け。両隣のチームの作業が終わったのと時を同じくして コースクリア!「しゃ〜ない 2時間まで走るのか……。」と ペースを上げる改魔神。

13:20
決められた時刻でのピットイン。ドライバーを 改魔神からよっすぃ〜に代えて 燃料給油だ。今回は通常の競技中のピットイン。もろに作業の早さが順位に現れる。今度も4分程度で給油を終え 順位はは3位のまま よっすぃ〜がコースイン。しかし いつも順調とは限らない。 
13:50頃 突然 よっすぃ〜から「ブレーキが効かない!」と 無線が入った。「澄みませ〜ン 突っ込みましたぁ〜…… いまコースに戻って… ピットインします…。」よっすぃ〜から引き続き ゴメンナサイコール。まもなく 左前のフェンダーとカナードをつぶしてS−13が ピットインしてきた。つぶれたフェンダー カナードが 力仕事で修復され並行して エア抜き作業が行われた。よっすぃ〜が再びコースイン。この間 やはり3〜4分。順位はひとつ落として4位でのスタートであった。よっすぃ〜のペースは 徐々に 上がっていく。
14:50
ドライバーチェンジで第4ドライバーシュ〜マッハ。そして給油。あっという間の コースイン!順位は4位をキープのまま。順調に 時間が過ぎて行き シュ〜マッハが 周回を重ねる。
さて そろそろ 最後の ピットイン。次は もう一度 たかPが乗車し 最後のスパートをかける。上手くすれば ここで1〜2位稼げるかも…?予定では ここで前だけは新しいタイヤに交換する事になっていたのだが 更にブレーキのリフレッシュと言う事で 四輪とも再度エアー抜きを行い 前はブレーキパット交換 給油 そして ドライバーチェンジ これだけの作業を行う事となった。

16:50
作業は予定通り 速い!所要時間は10分程度。 隣のチームが目を見張るほど! あっという間に作業が終わり 再度 たかPがコースイン。ここから最後までノンストップ。これから巻き返しに入る予定だった。しかし 思わぬところに 悪魔が潜んでいた。
「何か 煙吐いてるみたい…。」という よっすぃ〜の声で 一同唖然。「出ちゃったよ オレンジボール!」と トミー。S−13はピットインすると たかPは乗車したまま ジャッキで車体が持ち上げられる。コースオフィシャルも飛んできて 油漏れの確認をする。後輪のあたりから黙々と煙が立ち昇る。ジャッキをかませて 後ろを持ち上げると……。漏れた油で真っ黒になったデフギアーが 煙を吐きつづけていた。万事休す!
しかし コースオフィシャルが 仏の提案。
「このまま待機して タワーに チェッカーが準備されたら さ〜っと出てって チェッカーだけ 受けておいでよ!」
19:15
25分間の 長いピットストップを終えて 最終ドライバーとして 再びよっすぃ〜がコースイン。確実にS−13を 1周走らせるだけ。ピットのスタッフにとって 時計の秒針が止まっている いや 逆に廻っている様に感じられる5分間。
19:20 

チェッカーフラグ! 次々と ライバル達が コントロールラインを通過していく。そして S−13。 申し訳なさそうに 今 ゴール!一応 完走した事にはなったけど……。
表彰式 なんか アゼストレーシングチームって 呼ばれているような……。
「えっ 俺ら 6位に引っかかってたの?」と トミーとカルボナ〜ラ。しかし 周りは荷物を片付けに行ってて誰も居ない。と 言うことで この二人がお立ち台に上がって 6位のトロフィーを 戴いた……らしい。

何はともあれ 9時間を走りきって 何とか6位には引っかかった様だ。
「昔 びりで当たり前のときは 別に何でもなかったのだけど どうやら 勝ち組みに仲間入りしたようだ!!」

と 言うわけで 長い長い9時間耐久レースは 6位のトロフィーを お土産に戴いての
楽しい凱旋と なったのでありました!!!